月経3日目ごろより、hMGという性腺刺激ホルモンを毎日注射により投与し複数の卵子を育てます。1週間ほどで卵子が成熟してきますので、最終的な成熟を促す為にhCGという注射を打ちます。
採卵前の排卵を防ぐ為にGnRHアゴニストという点鼻薬を事前に使用したり、GnRHアンタゴニストという注射薬を採卵前に使うことがあります。
●体外受精
採れた卵子と洗浄した精子を同じシャーレの中に入れ、受精を促します。この場合、精子は自分の力で卵子の所まで泳ぎ受精する事になります。
●顕微授精
通常の体外受精でもなかなか受精卵が得られない場合(精子の数が少なかったり、運動性が低い場合など)は顕微授精の適応となります。
1個の精子を細いガラスの針で卵子の細胞質内に直接注入します。
体外受精(顕微授精)の翌日に受精の確認を行います。